本拠点の目的は、次代の化学領域の研究・開発を担う若手研究者を育成するべく、「合成」と「解析」という異なる要素を融合させる新しい発想の研究を牽引力とする教育を遂行することにあります。
これまで化学の進展は、様々な新現象や新物質の発見、有用な知的資産の蓄積をもたらしてきました。しかし、一方では様々な分野において過度な専門化が進み、弊害となっています。この問題を解消するには、「卓越した物質合成」と「精確な機能解析」とが垣根なく、ダイナミックに相互作用することが重要です。そこで、このグローバルCOEの大学院教育においては、「合成」と「解析」の能力を兼ね備えた人材、ひいては次代の分子化学を担う人材の育成を目指すことにしました。
すなわち、創発(異なる要素の相互作用によって質的に異なるものを産み出すこと)を基本概念とし、背景(合成、解析)、専門分野、年齢や国籍などを異にする人々が動的に相互作用する教育研究クラスターを設けます。これは10名から20名程度の構成員から成る小さなコンソーシアムであり、この場において、教育面では「新融合分野を開拓する次世代リーダーの育成」、研究面では「合成と解析の融合による知の躍進」を目指します。拠点全体では、こうしたクラスターを5つ構築し、それぞれ重点課題「生命機能物質」、「光機能物質」、「環境触媒技術」、「新化学反応技術」、「ナノ機能物質」について教育と研究を進めます。

本拠点は、理化学研究所との連携、海外拠点との協力のもとに活動します。
●連携拠点

●海外協力大学



